ICTの分野で、地域経済に新風を吹き込む独創的なビジネスアイデアや発展が期待できる事業を提案してもらう「横須賀スタートアップオーディション」が先月4日に開かれた。全7件の応募があり、2件が入賞した。
Connected Industries Inc.は「病児保育プラットフォームサービス事業」を提案した。病児の預かりを行う近隣施設の検索と予約ができるWEBサービス「あずかるこちゃん」を自社開発。子どもの急病時、仕事の調整に悩む保護者が多い一方で、手続きが面倒で施設の利用に至らないという課題がある。これら潜在的なニーズを汲み取ったもので、オンライン上の予約管理や問診などを取り入れている。同社は「社会全体で子育てを支える」という考えのもと、医療と保育にICTを活用した事業を展開しており、「子育て世代、共働き世帯が暮らしやすい街という視点で、サービスを提供していきたい」とプレゼンした。
もう一方のLivelyは、谷戸の再開発を新たな概念で展開するアイデアを披露。汐入の集落を丸ごと100LDKの部屋(家)とみなして、部分ごとに図書室、集会室、食事スペースなどの役割を持たせる構想だという。すでに同エリアで空き家を数件購入しており、リフォームを進めながら事業の下地づくりを進めている。周辺住民や空き家再生に取り組み他のグループとも情報交換を行っており、具体化を急ぐ。
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