久里浜港の認知度向上をめざして、久里浜ふ頭で事業行う民間企業6社が振興協議会を設立した。エリア一帯を”ペリーふ頭”と独自にネーミング。手始めとして「黒船朝市」と銘打った朝市イベントを12月10日(日)に初開催する。地元商店街や観光施設とも連携し、地域全体の活性化を図っていく。
”ペリーふ頭”独自に命名
久里浜ふ頭では、今年1月に温浴施設がオープン。コロッケ製造工場や冷凍ケーキ工場が直売所を開設しており、集客力が高まっているところ。これをさらに加速させようと、ウイング興産、ファミール製菓、三富屋商事、長井水産、香川県漁連、東京湾フェリーの6社で「ペリーふ頭振興協議会」を立ち上げた。地域金融機関の湘南信用金庫も支援を表明している。
ポートセールスを推し進める横須賀市も港湾利用の新しい形が民間主導で動き出していることを歓迎。今回の朝市では、市有地を駐車場として貸し出すなど協力の姿勢を見せている。
黒船朝市では、工場直売品や地元産品を中心に事業者との対面販売を楽しんでもらう。久里浜と南房総をつなぐ東京湾フェリーの呼びかけで、南房総の7自治体も出店する予定。特産品や名産品、ご当地グルメを通じて交流を図る。
会場は「海辺の湯久里浜・漁師料理よこすか」の駐車場を使用する方向で調整を進めている。大抽選会や久里浜の歴史にちなんだミニ講演会などのサブイベントも計画中だ。同協議会の寺本敏光委員長は「朝市を”ペリーふ頭”の看板イベントとして定着させたい」と意気込んでいる。
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