本町の横須賀幼稚園で今月8日、「おじいちゃまおばあちゃま いつもありがとう会」が行われた。参観行事として今年初めて企画。年長「ほしぐみ」の祖父母19人が参加した。
園児がこの日のために準備したのが「えんげちゃん体操」。年長クラスの担任が幼児の摂食嚥下(飲み込み)の講習会で、NPO法人メディカルケア協会と出会ったことがきっかけ。同法人では、全身を動かしながら顔の筋肉や神経を刺激する”嚥下体操”を発案。誤嚥性肺炎の予防啓発活動を展開しており、「飲み込みに関するトラブルは幼児も高齢者にもある共通のもの。一緒に体操して気を付けることができれば」と会のプログラムに組み込み、約2カ月間練習を重ねた。
園児は、軽快な音楽に合わせて元気に踊り、祖父母らもこれを真似しながら、体操で全身を動かした。「食事時にむせることもあったが、意識していなかった。ここで学べてよかった」「立派に成長している様子が見られて嬉しい。嚥下にも気を付けたい」との感想が相次いだ。
会の後半では「おみせやさんごっこ」のブースで、ケーキや魚釣り、工作、アクセサリーのグループでおもてなし。さらに、「見上げてごらん夜の星を」をお遊戯で披露する姿に、涙を浮かべるおばあちゃんの姿もあった。
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