湘南信用金庫は9日、地元企業や行政、団体のトップが会する「新春の集い」を同金庫本部別館で催した。約630人が参加した。
冒頭のあいさつで石渡卓理事長=写真=は、「政治と経済は両輪。政府発表の数字では景気回復が見て取れるが、多くの国民は実感がない。憲法改正の議論も本格化しようとしているが、(経済の)足元を固めてからではないか」と経済人の立場から現政権に意見を述べた。このほか同金庫の行動指針として、「靴底減らし、耳傾け、汗流し、知恵絞り、そして感謝する」とした5原則を紹介。具体的な取組みとして、同金庫で働く女性の支援、ホームページを通じて取引先企業につなげる仕組みの強化、相続発生時に使い勝手の良い定期商品の販売などを推し進める考えを示した。
来賓を代表して挨拶した小泉進次郎議員は、「地域活性に向けて国・県・市と民間が一体となって動き始めた。国道357号の延伸にDeNA2軍の全面移転などの明るい材料がある。三浦半島の玄関口である追浜エリアの血流を高めることで地域全体に波及させたい」と展望を話した。これに加え、現金を持ち歩かない訪日外国人への対応にも言及。「決済の仕組みがなければ掴めるはずの消費を逃してしまう」。フォロー役として、「地元の信金の出番」とまとめた。
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