葉山を中心とした西海岸エリアに、多数のアートスポットが出現する「第26回 葉山芸術祭」。自宅やアトリエ、仕事場などを会場に約80の企画が楽しめる。新緑の季節にアートなひとときを─。ここではピックアップした4つの企画を紹介する。そのほかの情報はホームページ(http://hayama-artfes.org)をチェック!
秋谷
劇人形 手に取って
片岡昌のアトリエギャラリー
日本を代表する劇人形作家で現在美術家の故片岡昌氏が創作活動の場として晩年を過ごしたアトリエと手がけた作品の一部が公開される。
都心の喧騒を離れた静寂が広がる秋谷の高台に妻の良子さんが開設した「島立美術館ヨコスカ西海岸」の企画。NHKテレビで放映され、人気を博した『ひょっこりひょうたん島』の登場キャラクターや舞台で使用された作品が飾られる。劇人形は手に取って操作することが可能。奇抜で斬新な等身大の女性像や自然に宿る神々を表現した仮面などもある。相模湾を見渡せる絶景テラスでカフェも楽しめる。
▽期間/4月21日(土)〜23日(月)、27日(金)〜30日(月)、5月4日(金)〜7日(月)、11日(金)〜13日(日)▽時間/正午〜日没▽住所/秋谷1の22の15▽問い合わせ【電話】046・857・6506
秋谷
個性あふれるハンドメイド
everyday bag展
棚にちょこんと”座って”いるバッグの数々。革や布地を使った1点ものばかりだ。数年前に都内から転居し、自宅の近くにアトリエ「Kamome works」を開いた。トートからショルダー、バケツ型など形・色合い・素材の組み合わせもオリジナル。型紙づくりから手作業で「曲線やステッチなど、手縫いにしかできない風合いです」と制作者の塩崎めぐみさん。期間中は30点余りを展示販売する予定で、「どこに・何を持って行こうか、楽しみながら選んでほしい」と話している。
▽期間/4月28日(土)〜5月6日(日)・5月11日(金)〜13日(日)▽時間/正午〜18時▽住所/秋谷2の21の11 Kamome worksアトリエ▽問い合わせ【携帯電話】090・9366・0929
葉山
世界に1冊だけの絵本
ミユキハウスで作品展
一色郵便局の並びにある赤色の屋根が印象的な古民家「ミユキハウス」では芸術祭の期間中、100冊以上の手作り絵本を展示する。
ここに住む上野美裕紀さんは25年前から絵本を描き始めた。「できたときの達成感と家族や友人に見せたときの反応が嬉しくて」とこれまで制作した絵本は70冊にのぼる。布やボタンを使うなど、紙と絵具だけでない自由な表現方法が特徴だ。当日は家族や友人による作品も展示される。上野さんは「この機会に多くの人に見てほしい」と呼びかけている。
▽期間/4月28日(土)〜30日(月)、5月3日(木)〜6日(日)▽時間/11時〜16時▽住所/葉山町一色2027▽参加費/無料▽問い合わせ【携帯電話】080・6505・5140
芦名 つくって奏でる 民族楽器ワークショップ
芦名にある「ティンガ・ティンガ・ハウス」では、民族楽器を手作りするワークショップが楽しめる。事前予約制で雨天中止。
教えてくれるのは、アジアや南米、アフリカの民族楽器の組み立てキットを手掛ける鈴木正明さん。当日は、普段目にすることのない楽器20種の中から選び手作りする。振るとカエルの鳴き声のような音がする「マンドゥック」や中国で最もポピュラーな「胡弓」など、打楽器や弦楽器を幅広く用意。また100種類以上の楽器の展示も楽しめる。
▽期間/4月28日(土)〜5月27日(日)▽時間/10時〜16時▽住所/芦名1の6の45▽参加費/600円〜1万円(制作楽器により異なる)▽申込み・問い合わせ【電話】046・857・8741
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