翻訳機で海外選手と交流
津久井小と北下浦小の5・6年生は、大会会場を訪れて海外選手と交流する。総合学習の一環。32カ国の出場選手の言語や生活様式などを学んで質問する。実際の場面では、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開発した音声翻訳アプリ「ボイストラ」=写真=を使用する。スマートフォンに言葉を吹き込むと即座に翻訳。31言語に対応している。ワールドカップ実行委員会から両校に本体が貸し出されており、11日に津久井小、15日に北下浦小が行う。
ウインドサーフィンワールドカップの会場となっている津久井浜海岸周辺の小学校で、同競技を体験したり、出場選手の出身国を学んだりするユニークな授業が展開されている。プロ選手や大会を支える地元住民も協力しており教育現場にも「新しい風」が吹いている。
津久井小学校で今月8日、全児童が参加する体験教室が開かれた。講師を務めたのは、地元の海を活動拠点とする香村治彦、長谷川篤の両プロ選手。体育館にボードとセイルを持ち込み、風を推進力にする原理や競技について説明を行った。ボードに立ち、セイルを手にして風を流して走るイメージ体験もあった。
児童からは「どうしたらワールドカップに出場できるのか」といった質問も飛び出し、長谷川選手は「津久井浜海岸で一生懸命練習に励めば、夢をつかめる」と回答。香村選手が「みなさんが暮らす津久井は風が吹くまち。世界の一流の選手が集まる素晴らしい場所」と地元の魅力を伝える場面もあった。
野比東小学校では今夏、校内のプールを使ったウインドサーフィンの体験授業を予定している。
横須賀・三浦版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|