浦郷町のリサイクル施設「アイクル」に隣り合う海辺の干潟整備計画がようやく動き出す。
工業地帯として開発が進み、水際は直立護岸で整備されている追浜の沿岸域。横須賀市では、2012年度から、浅海域(せんかいいき)の保全や再生に乗り出しており、その対象地となったのがアイクルの側面海域だった。防衛省による長浦地区の護岸改修に伴う浚渫(しゅんせつ)土砂を有効利用し、90m程度の人工干潟を作る計画で、当初は16年度末の完成予定だったが、浚渫工事の遅れなどにより、着手に至っていなかった。
計画見直しにより、整備エリアをアイクルの東側面から南側に変更。工事期間は今月半ばから10月末ごろで、土砂を投入するほか、流出防止のため、水深3m程度に潜堤を築造する。造成後の利活用について以前の計画では、直接海に親しめる場として、環境学習や潮干狩りなどを想定しているが、潮の流れや砂の定着などの様子を見ながら、具体的な利用方法を検討していくという。
整備工事に伴い、作業海域に汚濁防止フェンスが張られる予定で、海釣りコーナーの利用が一部で制限される。
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