多彩かつユニークな技法を用いて描かれた作風が話題を集め、気鋭の若手画家として飛躍を期待されていた中園孔二。東京藝術大学卒業後、制作のフィールドを広げる中、25歳で急逝。亡くなった後も、「Japanorama(ポンピドゥー・センター・メス/2017)」に出品されるなど、今もなお注目されている。
横須賀市内のアトリエで創作活動をしていた時期もあったことから、ゆかりの地として横須賀美術館地階で第2期所蔵品展「外縁-見てみたかった景色」が催されている。
短い生涯の中で世に送り出した作品数は約500点。クレヨンや油絵具など多種多様な画材を用いた「ユーモラスで不気味」な作品群は、バリエーション豊か。生前、「出来上がった表面はバラバラに見えるが、すべて自分の見てみたかった景色」と語っていたという。同展では、そのうち約50点から、独特の世界観に触れることができる。
8月18日(土)には、同館学芸員よるギャラリー・トークが企画されている。1階エントランス集合で、午後2時開始。
会期は9月30日(日)まで。問い合わせは同館【電話】046・845・1211
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