明治維新後、日本の近代化を牽引した輸出品は重厚な「軍艦」ではなく、しなやか「絹」だった-。
群馬県富岡市にある富岡製糸場を舞台に若き工女たちの姿を描いた映画『紅(あか)い襷(たすき) 〜富岡製糸場物語〜』の上映会が11月11日(日)、深田台の横須賀市文化会館で開かれる。市の主催で入場無料。
同作品は横須賀市と友好都市関係を結ぶ富岡市が企画・制作。富岡製糸場は横須賀製鉄所に勤めていたフランス人技師が設計に携わっているほか、
月給制や日曜休日制といったフランス式運営の採用など、当時の日本とフランスの国際協力関係の面で歴史的なつながりが深い。
物語は紅い襷を掛けることが許される一等工女をめざす主人公、横田英の手記を語り継ぐ形で展開していく。フランスから招いた製糸技師が吹き込んだ新産業の風と、厳しい労働環境や待遇の差といった苦難に立ち向かう工女たちの知られざるエピソードで紡がれる。
午後1時30分上映開始。事前申込制で先着1千人。希望者は横須賀市コールセンター【電話】046・822・2500
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