国内のパン文化の広がりを横須賀の来し方と照らしながらひも解くトークイベントが今月15日、ヴェルニー公園内にあるカフェで開かれた。横須賀市観光協会が企画。横須賀開国史研究会の山本詔一会長が講師となって、パンの歩んできた歴史を語った=写真。
キリスト教の伝来ともに日本にやってきたパンは、幕末期に軍隊の予備食として採用されたことで普及。伊豆韮山で作られた「兵糧パン」が日本のパンの原型であるとした。横須賀では2隻の軍艦を率いて浦賀沖に来航したビッドルの船に好奇心旺盛な住民らが乗り込み、パンの製造を見聞したエピソードを紹介した。
国内初のフランスパン製造は横須賀であることにも言及。幕末明治の横須賀製鉄所建造期には、2mの大きさの石造りのパン焼き窯が現在のホテルハーバーのある場所にあったという。この場所で技術を身に着けたパン職人が市内各所に店を構えたことで、「ソフトフランス」など横須賀独自のパン文化が花開いたとまとめた。
目移りする美味しさ32店参加のパンフェス
三浦半島最大規模を触れ込みした「よこすかパンまつり」が10月20日(土)・21日(日)の両日、汐入町のヴェルニー公園を会場に開かれる。横須賀市内のパン屋を中心に全32店が出店。各店の看板メニューの食べ比べが楽しめる。三浦半島の食材を集めたフードマルシェやクラフトビール、コーヒーショップも揃う。時間は両日午前10時から午後3時。
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