横須賀商工会議所の創立90周年を祝う記念式典が今月17日に神奈川歯科大学の講堂で開かれ、関係者と市民約800人が集った。
冒頭のあいさつで平松廣司会頭は「直面する人口減少などの課題に向き合い、次の100周年に向けて行動していく」と述べた。
同商議所は行動指針として「よこすか未来創造提言」と題した3つの構想を発表。地域コミュニティ再生をテーマにした「”まちの寄(やどりき)”づくり事業」では、半径1Km圏内の住民ニーズを捉えた憩いの場を商店街の空き店舗を活用して開設する。関東学院大学の学生も参画して来年4月に1号店(モデル店)の出店者募集を行い、最初の一歩を踏み出す。
「海の活用プロジェクト」では、海と観光を軸にした活性化策を推進。歴史遺産、マリンスポーツ、自然景観など地域の個性を輝かせたライフスタイルツーリズムの開発に取り組む方針を示した。
海洋・IT産業都市への転換を打ち出した「新・横須賀ストーリー」は、特区の指定も視野に産官学の融合で海洋産業とIT技術を横須賀からは発信していくこれからの方向性を提示。一案として、近代化の歴史や未来につながる技術をあらゆる世代に伝える「よこすか歴史・産業未来館(仮称)」の設立するアイデアを披露した。
式典後には、地元出身の俳優、小泉孝太郎さんのトークショーも行われた。小学校時代に所属していたソフトボールチームで平松会頭から指導を受けていたことや、帰省時には馬堀海岸に立ち寄り、潮風を吸い込んで英気を養っているエピソードなどを話した。
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