神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀・三浦版 公開:2019年1月18日 エリアトップへ

環境保全グループ 絶滅危惧「ミゾゴイ」知って 三浦半島での生態 冊子に

教育

公開:2019年1月18日

  • X
  • LINE
  • hatena
冊子を制作した鈴木さん(左)と天白さん
冊子を制作した鈴木さん(左)と天白さん

 三浦半島の環境保全に取り組むNPO法人三浦半島生物多様性保全はこのほど、絶滅危惧種に指定されている渡り鳥「ミゾゴイ」の三浦地域における生態をまとめた冊子を刊行した。存在の周知と、生息地の保全啓発が狙い。

 ミゾゴイは冬の間はフィリピンなどで越冬し、春に繁殖の為に日本に訪れる渡り鳥。地球上ではほとんど日本列島でしか繁殖せず、個体数はわずか600〜1700しかいないとされる。トキやジャイアントパンダが1800ほどしか残存していないことを考えると、その少なさがわかる。

 三浦半島の里山と生態系の保全に取り組んでいる同法人。絶滅危惧種の中でも一般的に知名度が低いミゾゴイの周知と、開発事業等で生息地がなくならないよう啓発の思いから冊子制作を決めた。

環境保全呼びかけ

 A4版の全12ページ。一般的なミゾゴイの生態から始まり、昨年7〜9月にかけて行った営巣調査の結果や考察を記載。50個体ほどが三浦半島に生息していると推測する。これまで、三浦地域におけるミゾゴイの研究は行われてこなかったという。また、生息に必要な環境保全への呼びかけも掲載している。

 調査は日本野鳥の会神奈川支部長で、同法人にも所属する鈴木茂也さんが中心となって行い写真も全て撮影した。その他、バーコードリーダーを読み取ると鳴き声が聞こえる仕立ても用意。鈴木さんは「鳴き声は聞いたことがある人も多いと思う。子どもから大人まで見てほしい」と話した。

 同法人代表の天白牧夫さんは「ミゾゴイは繁殖の為に日本に来る。人に見つかると子育てをやめる可能性があるため、探したりはせず鳴き声を聞いて思いを馳せる程度に」と呼びかける。

 値段は1冊300円で、衣笠商店街の三雄堂書店ほかで販売中。

絶滅危惧「ミゾゴイ」知って-画像2

本まぐろ直売所

4/25~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

横須賀・三浦版のトップニュース最新6

障害者雇用特化の農園

日建リース工業

障害者雇用特化の農園

浦賀に進出、9月開園めざす

4月25日

走水の情景加えた新校歌

馬堀小

走水の情景加えた新校歌

堀口大學の長女が作詞

4月25日

宿泊に温浴、複合施設に

秋谷老人福祉センター

宿泊に温浴、複合施設に

26年秋の開業目指す

4月18日

「御柱祭」勇壮に

大津諏訪神社

「御柱祭」勇壮に

町内曳行、境内に建御柱も

4月18日

ジャンル交錯 文化の祭典

よこすかフェスタ

ジャンル交錯 文化の祭典

2026年2月開催めざし始動

4月11日

「地域の宝」次世代に伝える

大楠地区市民有志

「地域の宝」次世代に伝える

活動の集大成、小冊子発行

4月11日

湘南巻き爪矯正院 

無料相談会実施中!神奈川16店舗展開 施術実績41万回超 切らない・痛くない「負担の少ない施術」

https://shonanmakitume.com/yokosuka/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

横須賀・三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第44回 横須賀編【10】文・写真 藤野浩章

    4月25日

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第43回 横須賀編【9】文・写真 藤野浩章

    4月18日

  • わたしのまちでいきる

    わたしのまちでいきる

    【37】息子視点も織り交ぜ発信「一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛」

    4月18日

横須賀・三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook