新天皇のご即位、誠におめでとうございます。また、この新たな「令和」という時代を市民の皆さまとともに迎えることができたこと、心からうれしく思います。
振り返りますと昭和の時代は、戦前、戦中、終戦、復興期、高度経済成長期、オイルショック、バブル経済とまさしく激動の時代でありました。平成は、2月のご在位三十年式典での陛下のお言葉のように、近現代において初めて戦争のない時代でしたが、多くの自然災害に襲われ、高齢化、少子化による人口構造の変化から、過去に経験のない社会現象に直面した時代でもありました。
令和の時代は、我が国はもとより全世界がイデオロギーや宗教などの対立を乗り越え、平和で穏やかな時代となることを心から願っています。
社会生活の面では、情報通信技術の飛躍的な発展によって、私たちの暮らしは大きく変化するものと思われます。しかし、そんな時代だからこそ、我が横須賀は、市民一人ひとりが互いの存在意義を認め合い、人の温もりが感じられるまちでありたいと思っています。
私は、福祉とは可能性を引き出すことと考えています。人は誰もが幸せになるために生まれてきますが、時として、金銭的なことや身体的なことが、その可能性を閉じ込めてしまうことがあります。このような阻害要因を取り除いて、その可能性を引き出す。これこそが福祉なのです。それ故、福祉の担い手は、行政や特定の人に限定されるのではなく「私たち誰もが」となるのです。
皆で手を携えて、互いの可能性を引き出し、市民一人ひとりの幸せを追求していく。すなわち誰も一人にさせないまちを実現する。令和をそんな時代にしていきたいと考えています。
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