横須賀市は、谷戸地域の活性化を目指し、空き家を活用した地域交流拠点を創出する取り組みを募集する。応募の中から選ばれた企画1件に対し、事業費として最大100万円(補助率4分の3)を補助する。
丘陵地に細い路地や階段が入り組む「谷戸」と呼ばれる地域を再生・活性するアイデアで、空き家・空き店舗を活用し、コミュニティを創出するとともに継続運営できることが条件。改修に係る設計・工事費や材料費など、最大100万円を補助する。昨年度も同様にアイデアを募ったが、相談は複数あったものの応募には至らなかった。これを受け市は、補助率を2分の1から4分の3に引き上げた。
実現・継続性を審査
市が設定した69の谷戸地域を対象に、店舗利用やボランティア活動の拠点など、谷戸再生のきっかけとなる企画を募る。また市は昨年から、芸術家を招き谷戸に住んでもらう「アーティスト村」の取り組みを進めていることから「芸術家の応募にも期待」と担当するまちなみ景観課の安田憲二さんは話す。
7月22日(月)まで質問・相談期間として設け、8月1日(木)から9日(金)まで企画を受け付ける。その後23日(金)にプレゼンテーションを実施。収支計画を踏まえた実現性や継続性、地域への効果などを踏まえて審査し、9月に決定。来年3月末までに実行、1年以上継続することが条件となる。
問い合わせは市まちなみ景観課【電話】046・822・9855
大学生とタッグ
市はこのほか、谷戸の活性策として、関東学院大学の学生にコミュニティスペースの創出を依頼。同大共生デザイン学科が鷹取の空き家を改修。学生に実際に住んでもらうとともに、地域の交流拠点としての活用を探っていくという。オープンは今夏を目指す。
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