横須賀市は今月16日、JR横須賀駅から観音崎まで東京湾の海岸線約10キロをつなぐ遊歩道「1万メートルプロムナード」の再整備方針を発表した。民間事業者に活用アイデアなどを提案してもらう「マーケットサウンディング」を行い、官民連携で魅力向上を図る。具体的には、遊歩道上にあるうみかぜ公園内での飲食店開設や走水水源地の前面海岸の利活用などを想定している。市は調査結果を踏まえ、実現性の高いものから着手する構えだ。
1万メートルプロムナード
同遊歩道は市が「文化元年」を宣言した1982年にシンボル事業として計画され、平成のはじめにかけて整備されたもの。マラソン大会のコースや散策路として多くの市民に親しまれてきたが、配置されているモニュメントの老朽化などで魅力を失いつつあり、活性化策を盛り込んだ再整備が求められていた。「海洋都市」の実現を掲げる上地克明市長の公約でもあった。
市は今回、市有地などの有効活用を民間事業者に提案してもらい、意見交換を行い市場性や実現性を検討する「マーケットサウンディング」と呼ばれる手法を用いる。有益とされるアイデアがあれば、提案事業者と連携して取り組む。スピード化が図れるほか、整備費や運営コストの面で市の負担を抑える効果があるという。8月中に説明会や現地見学会を開いて提案書を募る。結果は10月以降に公表する。
対象としている施設は、「うみかぜ公園」「よこすか海岸通りの歩道」(うみかぜ公園前交差点/平成町3丁目交差点等)「馬堀海岸公園」「走水水源地」。いずれも飲食店や店舗の開設、スペースを活用したイベントの開催など賑わいを創出するための仕掛けを求めている。
担当は市政策推進部政策推進課【電話】046・822・8309
スゴ技の大道芸人集合
「1万メートルプロムナード」沿いに位置する商業施設のリヴィンよこすかと住宅展示場のハウジングプラザ横須賀の両会場で7月20日(土)、「うみかぜ大道芸」と題したイベントが催される。市内外で活動する大道芸人やダンサーが自慢のパフォーマンスを披露する。時間は午前11時から午後5時。観覧無料。
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