中学生が技術・家庭科で学んだものづくりの学習成果を発表する「全国中学生創造ものづくり教育フェア」の県予選が今月2日に横浜市で行われ、弁当づくりの部門で神明中学校のグループが最高賞となる神奈川県知事賞を獲得した。12月の書類審査を経て、来年1月の全国審査に挑む。
独創的なアイデアを競う「全国中学生創造ものづくり教育フェア」。神明中が最高賞を獲得した「あなたのためのおべんとうコンクール」部門は、弁当を贈る対象者を定めて献立を創作。調理の工夫や栄養バランスに加え、審査会では会場で調理を行い手際や環境への配慮なども評価される=写真下。
母の健康考え創作
同校の1・2年生3人からなるグループは、血糖値に気を遣っているというメンバーの母親に向けたメニューを設定。数値が上りにくい素材を調べ、食物繊維を多く含むものやネバネバ系の食材を使用。ハリハリ漬やあんずきんとんのほか、オクラのおかか和え、海苔でまいて味付けした長芋など、野菜を中心としたおかず計9品目を盛り込んだ。弁当のタイトルは「継続は力なり」。安価で作りやすく、飽きずに食べ続けられる献立に仕上げた。
また、メニューに魚を使用することがルールで定められており、同校のグループは通年で手に入れやすいサンマを採用。圧力鍋で骨まで煮込み、ショウガを加えゴマをまぶすことで、臭みなくおいしく食べられるよう工夫した。
来月初旬の書類審査を経て、来年1月25日に東京都内で行われる全国審査に挑む。
ロボコン 市勢健闘
手作りロボットの性能や操作技術を競う「創造アイデアロボットコンテスト」では、長井中から5チーム、公郷中、北下浦中、衣笠中からそれぞれ1チームずつが県予選を勝ち抜き、12月1日に長野県で開かれる関東大会に参加する。
競技の中でも、最も難易度が高い「応用部門」は、同時に2つのロボットを操作する。長井中3年生5人からなるチームの「長井ドリーム号」は、同部門で最高賞の神奈川県知事賞を獲得。全国審査出場への期待がかかる。
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