神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀・三浦版 公開:2020年2月7日 エリアトップへ

スカジャン絵師として活動しながら魅力発信と文化継承に取り組む 横地 広海知さん 大滝町在住 38歳

公開:2020年2月7日

  • X
  • LINE
  • hatena
横地 広海知さん

「スカジャン」背景こそ魅力

 ○…横須賀発祥のファッション「スカジャン」の文化継承を自任する。デジタル技術を駆使して新テイストの刺繍柄を描く”スカジャン絵師”として活動。先ごろ発表された還暦ギフトのスカジャン「還ジャン」の開発に参画した。商品の肝となる干支をモチーフにした刺繍柄は、カッコよさとコミカルさを絶妙なバランスで表現、スカジャンの新しい魅力を発信した。

 ○…ドブ板通りにデザイン事務所を構えるクリエイティブディレクター兼プランナー。大学院で心理学を学び、WEB関連会社で経験を積み横須賀に根を下ろして10年になる。「『住まいは何処?』と聞かれて、横須賀って答えたら恰好いい」。幼少期を海外で過ごしていたため外国人が日常に存在する環境が心地よく、自然と都市が近接する唯一無二性にも惹かれた。「でも、その魅力は市外にほとんど伝わっていない」。クリエイションの到達地点は暮らしをつくっていくこと─。大学時代の恩師の言葉を思い出し、地域に目を向けるのようになったのが2年前。軸足を置くドブ板周辺では、ひと際目立つ風貌で存在感を発揮し始めている。

 ○…日本で生まれた唯一の洋服、スカジャンの数奇な生い立ちに興味を持った。古い文献や資料を辿ると刺繍は軍装、革ジャン、ガウン、下着など多岐にわたる。ベースボールジャケット風のジャンパーに刺繍を施し、土産物として大量に流通させたのは後の話だ。市場をつくったドブ板商人のたくましさに感服。「スカジャンはドブ板の戦後史そのもの」

 ○…文化継承には、現代的なアレンジや発想が欠かせない。伝統柄を背負った猫がキャラクターのスカジャン缶バッジを商品化。変化球も繰り出せる。

横須賀・三浦版の人物風土記最新6

伊与田 あさ子さん

アマチュアからプロ、障害者のバレエ指導に長年力を注いできた

伊与田 あさ子さん

追浜町在勤 74歳

6月28日

松本 敬之介さん

神奈川県県民功労者表彰を受けた

松本 敬之介さん

深田台在住 83歳

6月21日

迫田 義広さん

野球人口拡大に取り組む中学校教諭

迫田 義広さん

追浜東町在住 43歳

6月7日

本多 和彦さん

日本ホタルの会の会長を務める

本多 和彦さん

西浦賀在住 66歳

5月31日

多田 悠紀さん

学生の起業や社会事業などを支援する「よこすかラボ」の中心メンバーである

多田 悠紀さん

公郷町在住 22歳

5月24日

酒井 俊雄さん

視覚障がい者に向けたチャリティー朗読劇を主宰している

酒井 俊雄さん

佐野町在住 68歳

5月17日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 6月28日0:00更新

  • 6月21日0:00更新

  • 6月7日0:00更新

横須賀・三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第5回 駿河台編【3】文・写真 藤野浩章

    6月28日

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第4回 駿河台編【2】文・写真 藤野浩章

    6月21日

  • わたしのまちでいきる

    わたしのまちでいきる

    【27】成長に伴うニーズと課題「一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛」

    6月21日

横須賀・三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年6月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook