新型コロナウイルスの影響で売り上げ減少に陥っている中小企業や個人事業主の助けになろうと、大滝町で公認会計士事務所を営む高梨喜裕さんが先月30日、日本政策金融公庫が発表した融資制度の積極活用を促すセミナーを開いた。会場の横須賀商工会議所には経営に不安を募らせる経営者ら約70人が集まった。
高梨さんが案内したのは「新型コロナウイルス感染症特別貸付」。政府の緊急対応策の一つで、中小企業の資金繰りを支援する。3年間「無利子・無担保」で借り入れができるという。
手の打ちようのないコロナ禍に立ち向かうために「事業資金の確保が重要になる」と高梨さん。
固定費の数カ月分を当座の運転資金として用意することを提案、その場で申請用紙も配布した。「東日本大震災では、すぐに高台に避難した人は津波の被害を免れた。生き長らえるために、最悪の事態を想定して今すぐ行動を」と高梨さんは発言に力を込めた。
会場には飲食店、高齢者デイケア施設の関係者ほか、診療室内の消毒などでコスト負担が増しているクリニックオーナーなどの姿があった。
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