緊張の面持ちで玉串を捧げる新入社員
新社会人の門出を記念に残るものに―。森崎にある株式会社富士防（岡田成煥代表取締役）は今月１日、葉山町の森戸大明神（森戸神社）で入社式を行った。同社は関東圏内を中心にマンションやビルの修繕などを手掛ける建設事業者。例年、入社式は森崎の本社で実施していたが昨年、神社にある参集殿の改修工事を同社が請け負った縁もあり、この場所で執り行うことになった。
当日は、厳かな雰囲気の中、新入社員は同社役員らとともに本殿で祈願を受けた。祝詞に続き、入社する12人はひとりずつ玉串を捧げた。
式の後には、それぞれ絵馬に目標を書いて奉納。新入社員のひとり、加藤琢朗さんは「入社式を自粛する企業もある中で、このような席を設けていただき、気が引き締まる思い」と話した。マスク着用や消毒など対応に追われる中での式に、岡田社長は「期待や不安もあると思うが、地元企業として地域との縁を大切にしてほしい」と新社会人に激励の言葉を送った。
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