横須賀市の上地克明市長は今月25日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために政府が出していた緊急事態宣言が全面解除されたことを受け、休止していた施設と市立学校を6月1日から段階的に再開していく方針を発表した。一方で年内に予定していた大規模イベントは中止を決定。冷え込んだ消費を呼び戻すための経済対策として、8月にプレミアム商品券を発行することにも言及した。
6月1日から図書館や自然・人文博物館などの文化施設、一部の屋外施設を市民に限り利用を認める。長井海の手公園ソレイユの丘とくりはま花の国は、5月30日から市民限定で開放する。
7月1日からは、コミュニティセンターや生涯学習センターなどの貸館施設とプール・トレーニングルームを除く体育館などの運動施設を再開。利用は市民が対象となる。
横須賀美術館や横須賀芸術劇場、猿島公園などの観光集客施設と感染予防対策が難しいプール・トレーニングルームは、国等の動向や市内の感染状況を見ながら施設ごとに再開時期を判断する。
感染予防の観点から休止していた市民健診、乳幼児健診などの市の事業も順次再開していく。
年内に予定していた産業まつり、久里浜ペリー祭、カレーフェスティバル、浦賀奉行所300周年記念事業等の大規模イベントは中止の判断を下した。
消費喚起のカンフル剤として打ち出すプレミアム商品券は8月に発売予定。販売額は20億円でプレミアム率を最大 30%とし、過去最大級の規模で実施するという。
夏季休業を短縮
市立学校は、6月1日から19日までを通常授業を行う前の準備期間とし、分散登校や半日授業を適用。22日から30日まで全員登校、全日授業で給食も再開する。7月1日から通常授業に戻す。学習の遅れを取り戻すために夏季休業を短縮、8月6日から17日までの12日間となる。
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