かつて京急線で「700形」として活躍し、現在は香川県の高松琴平電気鉄道が運用する琴平線で色を変え、”第二の人生”を歩んでいる車両「1200形」。この車両を再び京急カラーの赤に塗装しようとする「情熱の赤プロジェクト」が立ち上がり、現在クラウドファンディングで支援を募っている。
このプロジェクトは琴平線でも元気に活躍する京急車両の姿に感銘を受けたファンが2015年に立ち上げた「ことでん貸切乗車団」の一員で、安浦町出身の佐羽内(さばない)勇太さんが代表を務める。舞台となる”ことでん”は各地の鉄道で活躍した名車両を買い取り再び走らせていることから「動く電車の博物館」などと呼ばれ、鉄道ファンの中でも人気が高い路線。京急から「600形」「1000形」「1200形」を引き継ぎ、クリーム色や黄色などに装いを変えて現役で運行している。
今回のプロジェクトでは10年前まで京急線を走っていた「1000(現1080)形」が製造開始60周年を迎えるのを機に同団が18年にクラウドファンディングを成功させ、現在も京急カラーに期限付きで塗り替えて運行されている車両と合わせ、他の旧京急車両も塗り替えて走らせたいという話題が年始から持ち上がった。
しかしまもなく新型コロナウイルスの影響を受ける。プロジェクト継続を悩んだ佐羽内さんは「ラッピング費用は『広告掲出費』として高松琴平電鉄へ支払われる。普段は鉄道ファンを楽しませてくれている鉄道会社へ、今度はファンが力になれる機会」と続行を決断。諸費用を含む850万円の初期目標額を開始4日で達成。現在は「600形」改め「1070形」を京急から”ことでん”へやってきた当時の色合いに塗装する第2目標へ移行している。「電車には人それぞれに思い出がある。京急ファンだけでなく”ことでん”を愛する地元のためにもなれたら」と佐羽内さん。
クラウドファンディングは「レディフォー」内で7月末まで実施。「1200形」の京急カラーラッピング車両は今年10月頃から運行予定。
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