現役プロサッカー選手の大久保哲哉さんが今月22日、自身の母校である長浦小学校を訪れ、児童にサッカーを指導した。
新型コロナの影響で活動が制限されている子どもたちに元気や勇気、希望を与えようと(一財)シティサポートよこすかが企画した地域貢献事業の一環。第1回目となったこの日は、長浦・田浦・逸見地区で活動する少年サッカークラブ「FC762ながうら」に所属する小学2年生から6年生約30人が参加した。
横浜FCや柏レイソル、アビスパ福岡などJリーグで通算99得点を挙げ、190cmの長身から「ジャンボ」の愛称で親しまれている大久保さん。40歳になった今でも現役を貫き、社会人サッカーチーム「フィフティークラブ」の選手として活躍している。
イベントの冒頭で大久保さんは「元気にあいさつしよう」と子どもたちに気合を注入。その後、ダッシュやスキップなどボールを使わないウォーミングアップからスタートし、「バランスを崩さないで」などと声を掛けて盛り上げた。
ドリブル練習に移ると「頭を上げて」「柔らかいタッチで」「体からボールが離れないように」と足の内外裏をうまく使って見せ、パス練習では「大きな声を出して仲間とコミュニケーションを取ることが大切」と繰り返した。
終盤ではミニゲームも実施。大久保さんが素早いドリブルや頭で何度もリフティングする姿に、子どもたちや保護者から歓声が上がった。
大久保さんは「コロナ禍で試合が延期になるなど私も歯痒い。多感な時期に苦しい思いをしている子どもたちが夢や目標を見失うことのないよう今日をきっかけに少しでも明るくなってもらえたら」と期待を込めた。
大久保選手が参加するサッカー教室は来年3月末まで実施予定という。
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