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横須賀・三浦版 公開:2020年10月9日 エリアトップへ

湘南信金野球部 いざ、全国の舞台 17年ぶり「天皇賜杯」出場

スポーツ

公開:2020年10月9日

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拳を突き上げて全国大会での活躍を誓う野球部メンバー(=不入斗公園軟式野球グラウンド)
拳を突き上げて全国大会での活躍を誓う野球部メンバー(=不入斗公園軟式野球グラウンド)

 湘南信用金庫の野球部が今月30日(金)から岡山県で開催される「天皇賜杯第75回全日本軟式野球大会 ENEOSトーナメント」に、神奈川県代表として出場する。社会人軟式野球の日本一を決する最高峰の大会で2003年以来2度目。同月17日(土)・18日(日)には、群馬県で行われる「会長籏第54回関東選抜軟式野球大会」にも県代表として参戦する。今シーズンの大一番を前に24人の部員は意気軒高だ。

 同野球部は1958年に発足。以来62年の歴史を数える。メンバーはすべて同金庫の職員で、甲子園出場経験者や大学野球の一線で活躍した選手など逸材ぞろい。チームは過去に神奈川県代表として国体に出場した経験もあるなど、圧倒的な強さを誇っている。同金庫の業績が厳しい折も、職員の士気高揚を目的にチームを存続させてきた経緯があり、同部のOBらが伝統の看板を守り抜いた。

 今回の天皇賜杯は「ベスト8進出が目標」と中村文吾監督。コロナ禍を受けて各地のスポーツ施設が閉鎖され、練習場所の確保に苦労しているが、全部員が勝つことを至上命題に、意識を途切らせることなく週末の練習を積み上げてきた。取材に訪れたこの日も早朝5時半から不入斗のグラウンドで汗を流していた。「我々は『湘南』の看板を背負っている。取引先からも応援の声をいただく。大会で恥じないプレーをする」と中村監督は抱負を話した。

 今月6日には、代表選手らが上地克明市長を訪問。全力プレーを誓うと、「皆さんの活躍で元気を発信して」と上地市長から激励を受けた。

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