市内中学生による駅伝競走大会が今月17日に不入斗公園で開かれ、男子の部(2,400m×6区間)で横須賀学院中学校、女子の部(2,000m×5区間)で久里浜中学校が1位に輝いた。両校を含む上位3校(男子:池上中、大津中、女子:大津中、追浜中)は11月7日(土)に金沢区内で開かれる県大会へ出場する。
3人が区間賞 横須賀学院(男子の部)
「初優勝を飾った昨年に続き2連覇となった今年は、控えの選手を含めて個々の能力が高いメンバーが揃っている」。チームを1位に導いた顧問の加藤雅樹教諭はそう太鼓判を押す。
レースではメンバー内で一番の俊足を誇る岡山壱空さん(3年、サッカー部所属)を第1区に抜擢。区間賞を獲得する見事な走りをみせ、スタートからチームに良い流れを作った。ほか3区と5区の2選手も区間賞を取ったことも追い風となり、全6区間1位を独走して終始他校を圧倒。加藤顧問の采配が冴え、レースを制した。
キャプテンでサッカー部に所属している立野颯太さん(3年)は昨年に続き2度目の出場。「今年のメンバーならもっと速いタイムを出せた」と、優勝ながらも少し納得いかない様子。目標を尋ねると「目指すは県大会で優勝して関東大会出場」とさらに先を見据える。加えて、「トラックではないロードレースとなる県大会に備え、最後までスピードを保って走れるように調整して本番に臨みたい」と語った。
1年越しの雪辱果たす 久里浜(女子の部)
陸上部のほか、バスケットボール部、水泳部の混成チーム。5人のうち4人が昨年の同大会に出場したメンバーで、2年連続優勝を果たした。
1区・木村汐里さん(2年)が区間賞を取った大津中学校の選手と0・44秒差の2位で次につないだ。そこから2区・村井菊理さん(1年)が怒濤の追い上げを見せ、区間賞の走りでトップへと躍り出た。その後は3区・小林紗奈さん(3年)、4区・大古真綾さん(2年)、5区・高橋夏美さん(3年)が最後まで粘り強い走りで逃げ切った。
上位4位以内に入れば、関東へ進むことができる県大会。メンバーたちは大会2週間前から、朝と放課後、校内のトラックのみならず、久里浜海岸まで1回の練習で約5000〜6000mの距離を走り込み、足腰を強化している。
額に汗するその姿に顧問の村元玲奈教諭は「生徒たちを信じるしかない」とエールを送る。キャプテンを務める高橋さんは「昨年は県7位で悔しい思いをした。今年こそ関東の景色を見たい」と力強く語った。
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