三浦半島を中心にガソリンスタンド「エネオス」の経営などを手掛ける湘南菱油株式会社(本社・森崎)が、スタンド敷地内で移動販売車にスペースを提供する試みをスタートさせた。
「ガソリンスタンドを通じて三浦半島をもっと楽しくさせたい」という同社社長の大庭大さんの思いから始まったプロジェクト。スタンドへ物販や飲食物を扱う個人事業主などへ販売場所を無償提供し、異業種コラボを実現させる。スタンドへの来店機会を増やすことに加え、店舗開業を夢見る人への後押しに繋げたい考えだ。
現在は市内を中心に展開する沖縄式焼き芋カー「蜜芋屋」やビーガンカレーを扱うキッチンカー「ココモカレー」とのコラボを実現。市内スタンドを中心に不定期開催している。脱サラで今年10月に開業させたばかりの「蜜芋屋」代表の焼き芋師・中本康平さんは「子どもの頃からの夢だった焼き芋屋を開業させ、嬉しさもあるが不安もある。こうした協力はとても心強く、コロナ禍で店を続けていく大きな力になっている」と話す。大庭さんは「ガソリンスタンドは出先の最終目的地にはなり得ない存在。わくわくさせる場所にすることで立ち寄ってくれた人が『横須賀って楽しい場所だな』と思ってもらえる一助になれたら嬉しい」と語った。
同社ではこうしたコラボを希望する相手を引き続き募っている。条件は火気を使用しないこと、業種不問で個人出店や営利目的も可。実施への条件が整い次第、出店できる。コラボ店舗営業の実施情報は同社ツイッターアカウントで順次発信している。
出店の問い合わせは同社【電話】046・836・3406
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