小回りが利き、”三密”を避けた新たな観光スポット巡りの手段として、観音崎京急ホテルで電動式キックボードのシェアサービスが今月12日から始まった。京浜急行電鉄株式会社とモビリティ事業を展開する株式会社サンオータス(横浜市)が連携して事業を実施。当面は観音崎地区から横須賀中央地区間での運用となるが、将来的にはより広域での展開も視野に入れる。
観音崎京急ホテルを拠点とし、平成町や新港町などを含む市内東部臨海エリアが走行可能な範囲となる。導入されたのは1度の充電で最高約55Km走行できる、セグウェイ─ナインボット社製の電動キックボード。前後二輪式で1枚のボードに両足を乗せ、立ち姿勢でハンドルを操作する。ハンドルにはミラーやクラクションのほか、ウインカーやメーター、アクセル・ブレーキレバーを搭載。後部には原動機付自転車と同様にナンバープレートがつけられ、最高速度約20Kmで公道を走ることができる。移動をひとつのサービスと捉える新たな考え方「MaaS」で「ラストワンマイル」と呼ばれる、「歩くには遠いが、わざわざ車やバイクに乗るほどでは」「道中の気になった場所で気軽に乗り降りしたい」といった短中距離観光に向き、風と日光を肌で感じながら楽しめる新たな観光アクティビティとしたい考えだ。今後は市内や三浦半島にパーキングステーションや稼働台数を増やし、より広域での観光強化を目指す。
利用には専用アプリ「Segway Pass」上で支払い時に必要なクレジットカードなどの情報登録を済ませた後、ホテルフロントで受け付け。運転免許証提示・携行の上、貸し出されるヘルメットを着用し、道路交通法に則って運転する。料金は30分単位で税込500円、自動車保険付帯。当面は4台の運用で、17歳未満の利用および事前予約は不可。若松町にあるオリックスレンタカーで乗り捨て返却も可能。ホテル宿泊客以外の利用もできる。
詳細は同ホテル【電話】046・841・2200
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