横須賀市内で新型コロナウイルスワクチンの集団接種が今月17日から始まった。集団接種会場2カ所の内、同日は大滝町のさいか屋横須賀店で開始。市内在住の80歳以上を対象としており、当面は1日に624人の接種が可能。2回目の接種が始まる3週間後には倍の1248人まで受け入れ毎日実施する。
市の担当課によると、今月10日から始まった接種予約でシステム上で予約が接続困難な状況が発生したり、重複して予約が取れてしまうといったトラブルが生じたものの接種会場では目立った混乱はなく、順調な滑り出しとなった。間仕切りされたブース内で医師から個別に接種を受け、15分程度の健康観察時間を置き完了。順番待ちスペースでは等間隔に椅子が配置され、順路は一方通行など、会場内での感染予防対策も徹底された。
来場者からは「(予約は)息子にお願いした」「初日に予約が取れてよかった」「不安もあったが、家族から勧められて来た」といった声があった。接種を終えた85歳の男性(坂本町)は「早めに打った方が安心できると思い、妻に予約をしてもらった。最初に少しだけチクッと痛みがあったが気になるものではなかった」と話した。
またさいか屋では接種を後押しするため、接種後に受け取る「接種済証」を提示すると店内テナント毎にサービスを受けられる取り組みも行っている。原幸夫店長は「横須賀市民の健康に協力でき、リニューアルした店舗を広く知ってもらうきっかけにもなれば」と話した。
市では17日現在で今月28日(金)までの予約が埋まっており、約2万4千件を受付け。18日からは病院やクリニックなど市内140の医療機関でも接種が開始され、24日(月)からはもう一つの集団接種会場である横須賀アリーナも加わる。予約は市の新型コロナワクチンコールセンター、市ホームページ、市公式LINEの3つの手段で受付け。65歳以上80歳未満の市民には6月上旬までに接種券等が発送される予定という。
またコールセンターの電話番号が21日(金)から変更になる。【フリーダイヤル】0120・432567/受付時間午前8時30分から午後5時で年中無休。
接種予約の操作ドコモがサポート
スマートフォンなどの予約操作が難しい人に向け、若松町のドコモショップ横須賀店と衣笠商店街内にある同店衣笠出張所では、LINEやWebでの接種予約をサポートする取り組みを開始した。他キャリアのユーザーにも対応。予約または直接来店で無料のサポートが受けられる。
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