神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀・三浦版 公開:2021年5月21日 エリアトップへ

横須賀市長選 近づく足音 市民団体代表の岸氏が出馬表明

政治

公開:2021年5月21日

  • X
  • LINE
  • hatena
今月15日に開かれた出馬会見でマイクを握る岸氏
今月15日に開かれた出馬会見でマイクを握る岸氏

 任期満了に伴う横須賀市長選(6月20日告示・27日投開票)に、市民団体「横須賀市民九条の会」共同代表の岸牧子氏(64)が今月16日、無所属で立候補する意思を表明した。告示日が迫る中、市民が関心を寄せる目立った政治争点がなく、低調ムードが漂っていたが、選挙が行われることになった。

公約に石炭火力発電所建設中止

 野比在住の岸氏は、横須賀市産業交流プラザで出馬会見を開き、2023年の運転開始をめざして久里浜地区で建設が進んでいる石炭火力発電所の建設中止を公約に掲げると明言した。「現市長は脱炭素社会に向けて『ゼロカーボンシティ』を宣言しているが、石炭火力発電所の建設を止める動きをまったくしていない。怒りを感じている」と発言。米海軍基地や原子力空母の母港化問題も含め、国と自治体の従属関係が市民の安全・安心の暮らしを阻んでいるとした。

 このほかに、日本国憲法とSDGsの理念を土台にした政策づくりを進めていると話し、近く発表する方針。新型コロナ対策としてPCR検査や抗体検査を拡充することや小・中学校の給食費無償化、ソーラシェアリングによるエネルギーの地産地消などを盛り込む。

 岸氏は13年の横須賀市長選、19年の神奈川県知事選に立候補。ともに落選している。

 今回の市長選をめぐっては現職の上地克明市長が、3月に再選をめざして立候補することを表明。自民党県連と公明党県本部の推薦を得ている。

狙いは有権者の関心喚起?

近づく市長選に有権者の関心を高めようと、政党や市議会議員がフォーラムや井戸端会議を開く動きもある。横須賀市政が抱える課題を参加者に伝えるとともに要望を聞き入れて立候補者に届ける狙いだ。

 神奈川ネットワーク運動・横須賀は今月14日、ヴェルク横須賀で「市長選を話そう・考えよう」と題した会合を設けた。所属議員の小室卓重市議は「上地市長による積極投資でいくつもの大型事業が動き出したが、足元の市民サービスは向上したのか。財政調整基金の目減りも気になる」と問題提起を行った。小林伸行市議は、「『もっとこうしてほしい』を未来の市長に届けよう」をキャッチフレーズにしたミニ集会を今月15日からスタート。政策論争の必要性を訴えており、市内10カ所を巡回して意見集約を行い、政策案をまとめるという。

横須賀・三浦版のトップニュース最新6

9年半ぶり再配備

原子力空母ジョージ・ワシントン

9年半ぶり再配備

「基地のまち」歓迎と不安交錯

11月29日

市主体で本格導入へ

ライドシェア

市主体で本格導入へ

採算不透明で枠組み継続

11月29日

「新聞は世界豊かに」

横須賀高校石川さん

「新聞は世界豊かに」

県コンクールで最優秀賞

11月22日

「EMクラブ」CGで再現

鴨居出身画家・広瀬さん

「EMクラブ」CGで再現

戦後ジャズの象徴、後世に

11月22日

発達障害の可能性広げる

こども禅大学

発達障害の可能性広げる

保護者と児童対象「学びの場」

11月15日

土砂災害機動部隊を新設

横須賀市消防団

土砂災害機動部隊を新設

東西市域で復旧体制強化

11月15日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月29日0:00更新

  • 11月22日0:00更新

  • 11月15日0:00更新

横須賀・三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第26回 江戸編【4】文・写真 藤野浩章

    11月29日

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第25回 江戸編【3】文・写真 藤野浩章

    11月22日

横須賀・三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook