横須賀市が汐入町のヴェルニー公園内に新設した観光施設「よこすか近代遺産ミュージアム ティボディエ邸」が今月29日(土)、オープンする。米海軍横須賀基地内にあった150年前の西洋館であるティボディエ邸(横須賀製鉄所副首長官舎)を再現した建物。日本の近代化をリードした横須賀製鉄所の歩みなどを展示している。
テイボディエ邸は、1869(明治2)年頃に建築された国内最古級の西洋館。2003年に解体されたが、建築当時の部材を市が保管していた。復元した建屋には、これらの一部が用いられており、トラス構造と呼ばれる複数の三角形の骨組が天井に展示されているほか、解体調査時に出現した木造の柱の間に煉瓦の詰まった木骨煉瓦壁を立体的に紹介。横須賀製鉄所によってもたらされた工業技術や文化・生活習慣も実物資料で解説している。
目玉はシアター
施設の最大の目玉は240インチの大スクリーンで楽しめるシアター上映(大人200円、高校生以下無料)だ。明治期の横須賀造船所を3DCG映像で見学する内容で、アテンダントスタッフ=写真=の解説で誕生経緯や果たした役割を学ぶことができる。横須賀製鉄所を中心にして産業観光が隆盛を極めていたことなども伝える。同ミュージアムは入場無料で年中無休。開館時間は午前9時から午後5時。
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