横須賀市産業振興財団の主催で新たな事業プランを競う「横須賀スタートアップオーディション」の最終選考が先月26日、オンラインで配信され、3件が入賞した。ICT・IoTを活用して漁業の課題解決するサービスやVRを使用したレンタル画廊、アニメビジネスのノウハウを提供する学校開設が評価を受けた。各事業者にはそれぞれ奨励金が贈られる。
事業アイデア評価 3件入賞
地域経済の活性化を目的に2007年に開始された事業。新規性や独創性、地域貢献性、プレゼン能力などの審査項目で評価される。2年ぶりの実施となった今年度は12件の応募があり書類審査で5件が通過。そのうち3件が入賞した。
最高額の80万円を手にしたのはシステム企画・開発会社の(株)プライスレスラボ。猿島沖で多発するワカメ養殖の食害を防ごうと、水中モニタリング漁具「Sea Watcher」を制作した。海藻付近に設置し、定期的に撮影映像を確認することで外敵の正体を突き止める。月額1万円程度で導入可能で、スマートフォンなどを使って簡単に操作できる。今後は音や動きで外敵を追い払う方法も検討中という。
美術品の販売などを手掛ける(株)コトマノは、コロナ禍で表現の場を失っている芸術家に非接触で展覧会を開ける事業を発表した。上町にある画廊「ヨコスカアートセンター」を会場に、3Dスキャナーカメラで展示空間をモデリングし、VRを用いて作品を立体的にネットで公開する。併せて作品は同社ホームページで販売する仕組みだ。
少女キャラクター「東北ずん子」の企画・運営などを行う市内在住の小田恭央さんは「アニメ地域おこし学校」を提案。eラーニングシステムで学校に所属する会員を募り、著名な講師陣によるセミナーや催しなどを開催する。アニメを使って地域をプロデュースできる人材を育成することで、横須賀のアニメ聖地化をさらに推し進める。
一昨年に採択を受け、長井の長浜海岸にトレーラーハウス型の宿泊施設をオープンした(株)玄洋堂興産は当初、東京五輪のインバウンド客を見込んでいたが、広々とした空間がコロナ禍の「3密」回避として追い風になり、現在稼働率が高まっているという。
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