性的マイノリティ「LGBTQ+」への理解を深めることを目的に、任意学生団体「ReCrop」は来月31日(火)に交流型イベントの実施に向けて準備を進めている。本町のヨコスカ・ベイサイド・ポケットを会場に、ファッションショーなどを通じて自己表現の場としていきたい考え。実現に向けてクラウドファンディングでの支援を呼び掛けている。
「ReCrop」は地方創生とSDGsをテーマに社会課題の解決策を探るため、昨年8月に立ち上がった任意団体。現役大学生を中心に6人で運営している。これまで八王子や青梅、山梨などで活動を展開してきた。今回は日本のLGBTQ+当事者の比率が諸外国に対して多いという調査結果と比べ、非当事者の理解が追い付いていない現状に課題があることに着目。そこで交流型イベントを通じて理解を促す。
横須賀を会場に選んだ理由を「全国に先駆けて2019年にパートナーシップ宣誓証明制度を導入するなど、横須賀市にはこの分野で先進的な取り組みがあることを前向きに捉えた」と同代表の清水一紀さん。今回の初めてのイベントを成功させ、モデルケースとして全国にも展開させていきたいという。
イベントは世界共通の自己表現方法としてファッションショーを主に、ジェンダーレス女子「じょん」や同性カップルで日常生活を配信する「ぴたちゃんねる」の2人などのYouTuber、おなべお笑い芸人「幸世」ら出演者のトークショー、親睦の場などを用意。また横須賀を中心に活動する学生団体の「(一社)NELD」もイベントのサポートで協力する。
クラファンで支援
「ReCrop」はイベント開催に向け、運営費用の捻出を目的にクラウドファンディングを通じた支援を募っている。今月30日(金)の締切で目標額は40万円。今月6日時点で約25万円が集まっており、期限までに目標額へ達しなかった場合は支援全体が無効となる。「CAMP FIRE」ページ内で2千円から10万円まで受付。「多様性を互いに認め合い、住みやすい社会を未来へ作るきっかけとしてまずは実現させ、続けていきたい。そのためにも是非協力して頂ければ」と清水さんは呼び掛けている。
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