横須賀市観光協会は市内の事業者らでつくるサブカル活用推進委員会と連携して、アニメを利用した地域振興に取り組む。釣りをテーマにした作品で、横須賀が舞台の一つとなっている『スローループ』とコラボレーション。作中に登場する場所や建物を訪れる「アニメツーリズム(聖地巡礼)」を通じて、経済効果を生み出す。
『スローループ』は、漫画家のうちのまいこさんが雑誌連載中の作品。
釣りを楽しむ2人の女子高生を主人公に、海や自然を相手にスローな生活を楽しむ姿が描かれている。漫画作品に横須賀を特定する記述はないが、連想させる場所や建物がいくつも登場する。20代〜40代男性がファン層の中心という。
来年1月のTVアニメ放送が決定しており、同観光協会と同推進委はこのタイミングでゆかりの地として”聖地化”をめざす考え。具体的なコラボ企画の内容は近く発表される見通しで、横須賀オリジナルグッズの販売なども行っていく。同推進委には横須賀中央、本町、久里浜、浦賀・観音崎の飲食店や物販店29店が参加していることから作品と連動したメニューの展開もありそうだ。
横須賀市もこれまでに民間企業とサブカルチャーを活用した観光集客に取り組んできた実績がある。主なところでは、ポケモンGOイベント、ワンピースコラボイベントがあり、それぞれの投下予算91万5千円、3千3百万円に対して、直接経済効果を約9億5千万円、約2億2千万円とはじき、費用対効果の高さを評価している。
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