地元の土で作った焼物で、地元の食材を使った料理を提供したい―。市内の飲食事業者8社による取り組みが始まっている。
田浦泉町にある「アーティスト村HIRAKU」で創作活動をしている土器作家の薬王寺太一さんが協力。10月18日には現地で穴窯のしくみや三浦半島の焼物の歴史を学んだ後、田浦の土を使った粘土を手びねりして大皿・小皿、ビアマグなどに成型した。「載せる食材をイメージしながら作った」「料理と器は切り離せないもの。これに盛り付けるのが楽しみ」などの感想が相次いだ。指導した薬王寺さんは「料理人とあって手先の作業が細やか。オリジナリティあふれる作品で焼きあがるのが楽しみ」と語った。
穴窯は12月1日に火入れし、5日まで約100時間焚き続ける。地域や小学校のワークショップで作成した作品約300点と共に焼成し、完成は同月中旬。「土も食材も『地の物』で完結できる。横須賀ならではの地産地消の形」と、参加者からは、今後の展開に期待の声が上がった。
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