横須賀市の友好都市である福島県会津若松市にまつわる歴史を伝える市民団体「三浦半島会津藩士顕彰会」は10月31日、会津藩士の墓がある鴨居で法要を執り行った。
異国船の来航に備えて幕府は1810年、会津藩に浦賀警備を命じた。任務が解かれるまでの10年の間に、横須賀で生涯を閉じた藩士やその家族の墓が今も市内周辺に点在する。同会が創設される1968年まで無縁仏になっていたが、会員の故・星正夫さんが墓87基と寺院の過去帳を照合して家族関係を記録。以降その死を偲ぶようになり今年で54回目を数える。
当日は、役員や田中茂副市長ら8人が西徳寺、能満寺、腰越墓地を巡り一つひとつの墓に献花、合掌した。会津生まれという伊関功滋会長は「今後も藩士への追悼を途絶えさせず横須賀と会津の繋がりを多くの人に知ってほしい」と話した。
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