おぬしもワルよのう――。一風変わった吹き出しが箱に書かれた「浦賀奉行所レモンサブレ」が販売開始となった。
日の出町の飲食店「やきとり竜馬におまかせ」店主で歴史サークル「湘南海援隊」代表の齋藤秀一さんは昨年、浦賀奉行所開所300周年にちなんだ商品開発を思い立った。齋藤さんが好物というサブレを製造する汐入町の障害地域活動支援センター「アトリエ夢喰虫」に声を掛け「ファーマシーガーデン浦賀」で収穫された無農薬レモンを使用した商品が完成した。パッケージは大矢部在住の漫画家・たちばないさぎさんが手掛け、時代劇の悪徳奉行と商人とのやりとりを子どもでも親しみやすい猫のイラストで再現。中には東叶神社の水で清めた玩具の小判が隠されているこだわりぶりで「猫に小判」などの文字が刻まれた5種類が用意されている。
5枚入り500円(税込)。「やきとり竜馬におまかせ」「アトリエ夢喰虫」で販売中。売上の一部は、横須賀市と友好都市関係にある会津若松市に寄付され、復興や観光振興に役立てられる。
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