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神奈川歯科大附属病院 知っておきたいインプラント
歯周病やけがなどで失った歯を補う治療法のひとつにインプラントがある。欠損箇所に人工歯根を埋め込むものだが、元の歯と遜色ない咀嚼力を得られることが利点という。詳しい話を神奈川歯科大学の河奈裕正教授=写真=に聞いた。
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素材として多く用いられているのが高純度チタン。”生体金属”と呼ばれるほど人体になじみ、アレルギーも起こしにくい。保険が使えず1本数十万円の自己負担が発生するが、先天的に歯がない場合や口腔腫瘍や事故で顎を大きく失うなどのケースでは保険が適用されることもある。同附属病院ではこうした難症例にも積極的に取り組んでいるという。
インプラントの生着率は95%以上と高い水準。一方で糖尿病患者や喫煙者、口腔衛生状態の悪い人などは生着率が下がるため、事前に治療を済ませておく必要がある。
手術は通院が一般的。2段階で行われることが多く、最初にインプラントを埋め込み、2〜4カ月後に歯肉外にインプラントを露出させて型を取れる状態にする。その後、仮歯で様子を見てから被せ物を装着して定期検診していく流れとなる。
「インプラントを考えた場合、治療費を含め歯科医師からしっかりと説明を受け、長所・短所を理解し、納得してから治療を受けることが大切」と河奈教授はアドバイスしている。
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