横須賀出身の若手俳優らによるミュージカルソングコンサート「DREAM LIVE in Yokosuka」が1月29日、西逸見町にあるまなびかん市民ホールで開かれた。
洗足学園音楽大学(川崎市高津区)でミュージカルコースを専攻する柴田鴻洋さん、中野美優さん、石上美来さんなどが出演。それぞれ中高生時代に、元劇団四季の舞台俳優で岩戸出身の武藤寛さんが監修を務めた衣笠コミュニティセンター主催「劇団☆叶夢here」や、まなびかん主催「武藤寛とつくるミュージカル講座」に参加したメンバーが集まった。自分たちでオリジナルストーリーを作り、心臓病を患う女児の手術資金を募るチャリティー公演などを通じて、将来の夢を「ミュージカルスター」に定め、同大学へ進路選択した若者たちだ。
湘南学院高校に在学していた当時、初めて演劇に触れた柴田さん。大学入学後は本格的に演技を学び、第12回東京国際声楽コンクールミュージカル部門で全国5位に入賞するにまで成長した。大学4年の柴田さんは「卒業を前に、私たちの原点である地元に恩返しがしたい」と、かつて武藤さんから指導を受けた学生たちに参加を呼びかけ、特別公演が実現した。
この日、華やかな衣装に身を包み、スポットライトを浴びた3人は、ディズニーの名シーンなど13曲を熱唱。舞台を立ち去った後も観客からの拍手は鳴り止まず、アンコールにも応えた。
演者へのサプライズとして、武藤さんも会場に駆けつけ、美声を響かせる教え子を誇らしげに見つめていた。休憩中に控え室の扉を叩き、数年ぶりに再会した師弟たち。武藤さんは「将来が楽しみ。失敗を恐れず、前に出て」と激励した。中野さんは「たくさんの人を惹きつける演者になりたい」と話し、石上さんは「子どもたちにも舞台の素晴らしさを伝えていきたい」と笑顔を見せた。
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