神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀・三浦版 公開:2022年3月18日 エリアトップへ

フェリーでつないだ「藤」の縁 福岡からしょうぶ園に移植

文化

公開:2022年3月18日

  • X
  • LINE
  • hatena
大きいものでは約1トン。これを航路で運んだ
大きいものでは約1トン。これを航路で運んだ

 4月中旬になると11品種・約200本の藤が次々と花を付ける、阿部倉の横須賀しょうぶ園に、九州から藤の木7本が移植された。

 「閉園になる公園の藤の引き取り手を探している」―。そんなしらせが舞い込んだのは昨年12月半ば。福岡市にあった「かしいかえんシルバニアガーデン(旧・香椎花園)」は開園から60年を超える「花の遊園地」だったが、昨年いっぱいで閉園となった。園内に残る花や低木は地元での里親募集のほか、団体・施設などへの承継が進めてられており、「分けてもらえるのであれば」としょうぶ園の指定管理者である「よこすかグリーパーク共同事業体」の横須賀緑化造園協同組合(長谷川泰啓代表理事)が手を挙げた。

海を渡って横須賀に

 「かしいかえん」は昨年7月に横須賀港と航路でつながった北九州港から車で約1時間の場所。「フェリーで結ばれた縁を地域間の交流に」と、東京九州フェリー(株)の協力で海から運送することになった。同組合員は3月10日の夜に横須賀を出航、12日に現地で作業を進めて13日夜に戻った。陸路よりも運送時の風の影響が少ないというメリットもあったという。

 同園では、しゃくなげ苑近くの高台に新たに3つの藤棚を用意。藤の移植は難しいと言われるが、「生命力のある植物。枯らせないよう丁寧に育てたい」と長谷川さん。樹齢は80〜100年近いものもあるという。藤棚で再び開花するには少し年月がかかるが、同園としても「藤の名所」として、さらに盛り上げたい考えだ。「フェリーがなければ移植は実現できなかった。かつての『かしいかえん』で花を楽しんだ人にも、ぜひ横須賀へ見に来てもらいたい」と期待を込めた。

横須賀・三浦版のローカルニュース最新6

農業を仕事に

横須賀商議所の体験会

農業を仕事に

10・20代の若者対象

8月28日

全国大会で初の敢闘賞

全国大会で初の敢闘賞

真永館の小学生3選手

8月23日

先祖の霊、わら船で海へ

三戸海岸

先祖の霊、わら船で海へ

伝統の「オショロ流し」

8月23日

「できること」を持ち寄って

まんまる音楽劇

「できること」を持ち寄って

障害有無かかわらず舞台へ

8月23日

宇宙の謎 仏教の視点で

宇宙の謎 仏教の視点で

浄土寺主催の公開講座

8月23日

プチ開業のススメ

プチ開業のススメ

9月7日、先人交え座談会

8月23日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 8月23日0:00更新

  • 8月16日0:00更新

  • 8月9日0:00更新

横須賀・三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀・三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年8月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook