横浜F・マリノスの練習拠点整備に伴い、2020年12月に閉鎖した「くりはまみんなの公園」の代替公園として建設工事が行われていた「久里浜1丁目第2公園」(久里浜1の417)が、5月10日(火)に供用開始される。子どもたちがのびのび遊べる場所を求める声にこたえ、園内には芝生広場や泥遊びもできる多目的広場、電車を模したベンチなどを設置。横須賀市は「地域から親しまれる公園にしていきたい」と話している。
場所はJR久里浜駅そば、横須賀線と平作川に挟まれた約1ヘクタールの敷地。設計にあたって4回のワークショップを実施し、市民から出た要望やアイデアを盛り込んでイメージを膨らませた。コンセプトは、「旧くりはまみんなの公園が担っていた『自然の風を感じることのできる憩いの場、交流の場』の機能を受け継ぎ、親・子・孫の3世代が楽しめる公園」。障害の有無、年齢、性別、身体的能力を問わず誰でも利用できるよう、遊具や設備、勾配などに配慮した「インクルーシブ公園」を約1年4カ月かけて整備した。
絶好の"電車ビュー"
園内は大きく2つのゾーンに区分け。「遊びと子育てゾーン」には芝生広場が広がり、柔らかなクッション遊具や傾斜の小さいすべり台などを設置。その周辺にバリアフリー化したトイレ、健康遊具、運動などができる多目的広場を設けた。
「自然とふれあいゾーン」は、既存の樹木をはじめとする40種以上の植物を植栽。シロバナサクラタデやセリ、カサスゲなどを植えて地域の水辺環境を模したビオトープ池を整備した。そのほか、泥遊びなどに利用できる多目的広場や災害時に煮炊き可能なかまどベンチも備えた。
また、同公園は目の前を横須賀線が走る絶好の"トレインビュースポット"。電車をモチーフにしたベンチや遊具、久里浜駅を発着する様子を眺められるスロープ付きの展望デッキもある。
駐輪場を併設した駐車場は15台分で、午前9時から午後4時まで無料で利用できる。
なお、「くりはまみんなの公園」跡地で工事が進む横浜F・マリノスの練習拠点は、サッカーグラウンドやフットサルコート、クラブハウス、観客席などを整備。23年1月に一部施設の先行利用が始まり、同5月にグランドオープンを予定している。
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紙面から振り返るヨコスカ・ミウラ202412月20日 |
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