横須賀市は、全国産業観光推進協議会と日本観光振興協会が主催する「第15回産業観光まちづくり大賞」で観光庁長官賞を受賞した。昨年10月から今年1月に実施した浦賀レンガドックと千代ケ崎砲台跡の公開を目玉とした周遊施策「MEGURU PROJECT」が評価を受けた。市は同様の企画を今秋にも実施する。受賞は今後の展開への大きな弾みとなりそうだ。
同大賞は、地域にある産業遺産や稼働中の工場などを観光コンテンツとして捉え、まちづくりに活用している団体や企業などを表彰している。来街者の満足度や地域振興に寄与するビジネスモデルを構築しているかなども審査の対象で今回、市は交通事業者と連携して周遊につなげている点が認められた。コロナ禍にありながら期間中、約1万6千人の人出があった。
9月23日に、東京ビッグサイトで開かれた「ツーリズムEXPOジャパン」で表彰式があった。審査委員のひとりである多摩大学名誉教授の望月照彦氏は、「造船技術など近代文明の始まりが横須賀にある。『ルーツ(・・・)ミュージアム』としての展開も期待したい」と述べた。
同プロジェクトは、市内に点在する歴史や文化、自然豊かなスポットを「サテライト」に位置づけ、それらを「ルート」でつなぎ、エリア全体を「ミュージアム」と捉えて周遊を楽しむ「よこすかルートミュージアム」の促進施策。今年も11月から規模を拡大して実施する。
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