県立岩戸養護学校(岩戸)では、「職業」の授業の一環として、事務班に所属する生徒が、地域団体などの会報印刷や製本を行っている。今年度は1〜3年生19人が在籍。県の「いのちの授業」冊子や教員の名刺、学校配布物の印刷、メモ帳製作なども手掛けている。
3月14日には、「大矢部の歴史を楽しむ会」から依頼された2種類の冊子各50部を納品した。同会は以前にも歴史資料をまとめた原稿の製本を同校に依頼しており「実費負担の費用面だけでなく、丁寧に製本してもらえて助かっている。作業を通して、地元の歴史にも興味を持ってもらえたら」と会長代理の宮崎進一さんは話す。完成した冊子(大矢部城郭遺構・大矢部歴史写真集)は地元の小中学校に寄贈されるほか、有料で頒布するという。
県から表彰
同校ではこのほかに農園芸やクラフト、手工芸などの班があり、事務班は地域活動への継続的な貢献が評価され、神奈川県による今年度の「児童生徒表彰」を受賞した。
なお、県では地域での養護学校の支援機能を強化するため、県内23校の名称を支援学校に統一。同校も4月から「岩戸支援学校」に変更される。
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