わたしのまちでいきる 【12】「環境づくり」の一歩、法人化へ「一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛
この連載では、障がいを持って生まれた娘うららとの歩みから、(一社)sukasuka-ippoのルーツなど、さまざまなエピソードを紹介します。
『バリアフリー子育て情報局sukasuka-ippo』のwebサイト立ち上げから数年。私たちは、さまざまな施設への取材を重ね、そこで働く支援者の方や先輩お母さんたちから多くの励ましの言葉をもらいました。その中で、私たちの活動を大きく変えるきっかけとなった言葉があります。「子どもが成人する頃には、横須賀で障害のある人が働く場所や住む場所は絶対的に足りなくなる」―というもの。いざ利用したいと思ったときに慌てないよう今から考えておいた方がいい、そんなアドバイスでした。
私たちはその現実を真剣に受け止め、「これから子どもたちの成長に合わせて必要となるもの、その環境は自分たちでつくっていこう!」と考えました。しかし、私たちにそんなことができるのだろうか。ノウハウもなければ資金もない。何から始めれば...。右も左もわからない中で、同じ志をもって一緒に活動していくことが難しいメンバーも当然いました。それでも目標を決め、情報発信を中心とした活動から収益を伴う事業展開へ方向転換。2017年4月、「一般社団法人sukasuka-ippo」として新たなスタートを切ったのです。
法人化するにあたって、まずは法人運営のノウハウを学ぶため、横須賀商工会議所へ登録。経営セミナーなどに参加しながら、これまでとは違った視点での知識を深めていきました。
-次回に続く
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