ウインドサーフィンのワールドカップ(以下=W杯)が開かれている津久井浜海岸を全国・世界に発信しようと、地元有志が「メモリアルタワー」の設置に向けた活動を始めた。年間を通して良好な風が吹くこの地はウインドサーファーらの格好のスポットとなっているが、競技をしない人たちにもマリンスポーツのメッカであることをアピールする。11月に開催されるW杯でのお披露目に向けて走り出している。
今秋設置、目標100万円
活動の中心を担うのは、W杯の開催を通じて地域振興をめざす「ウインドサーフィンワールドカップ応援団」のメンバーら。W杯期間中は会場整備や観客の交通誘導をボランティアで行うなどして運営を陰から支えている。ウインドサーフィンを地域資源と捉えており、交流促進や経済活性につなげる考えだ。
メモリアルタワーの設置には、同海岸近くの法蔵院も協力姿勢を見せている。山門付近の空地を無償で貸し出し、地域一帯で盛り上げていく。W杯の安全祈願や海難厄除けを行うほか、マリンスポーツを題材にしたお守りやお札、御朱印を作成することを検討。座禅体験などで海外選手らと交流を深めるアイデアも浮上している。
同応援団では、制作費として100万円を目標に寄付を募る。近くデザインや大きさを決定し、ポスターやチラシを作成して地域住民に協力を呼びかけていく。ウインドサーファーからの支援の受け皿としてクラウドファンディングの開設も視野に入れており、同海岸を練習拠点にしている大学生にWEB上での展開を手伝ってもらうという。
W杯の開催を契機に、地域の小中学生を対象にした通年展開のウインドサーフィンアカデミーも
スタートしており、教育や社会学習、まちづくりに活用する機運が市民レベルで高まりつつある。
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