横須賀市の上地克明市長は8月23日、今秋実施する浦賀ドック周辺をメイン会場とする一大イベント「MEGURU Project2023」の開催概要を発表した。今年はペリー率いるアメリカ艦隊が浦賀沖に姿を見せて170年の節目となることから、開国期の幕末を意識した仕立てになる。開催日は9月23日(土)から10月9日(月)までの土・日曜祝日の7日間。期間中3万人の人出を見込む。
イベントの正式名称は「MEGURU Project 2023 浦賀パワー! フェスティバル」=PR画像。横須賀の歴史資産や観光拠点を周遊する「ルートミュージアム」の一環事業で、産業遺産の浦賀ドックなどを観光資源に位置づけ、市内外の集客交流を活発化させる試み。2021年は1万6千人・22年は2万5千人の来場があった。
前回までは浦賀ドックの公開や歴史クルーズを企画の中心としてきたが、黒船来航をモチーフにした短編劇のステージや浦賀の歴史絵巻を夜空に描くドローンショー、レンガドックの壁面を使ったプロジェクションマッピングなどエンタメ色を強めた構成となっている。
このほかにペリーが来航した1853年に開園した日本最古の遊園地「浅草花やしき」とのコラボなどユニークな試みもあり話題を呼びそうだ。5月にヴェルニー公園で開かれ、人気を博した世界のクラフトビールが味わえるフェスもある。
浦賀の歴史を感じることのできる見学ツアーでは、浦賀ドック、千代ヶ崎砲台跡に加えて、「近代日本経済の父」と称される渋沢栄一が開業に関わった川間ドック(ヴェラシスマリーナ)をガイドの案内で訪れる企画も用意する。
イベントには一部事前申込制の有料コンテンツが含まれており、スケジュールを含めて詳細は公式サイト「MEGURU Project」(【URL】https://www.cocoyoko.net/meguru/)で随時公開される。
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