「目標はもちろん優勝」と声をそろえる選手たち
稲岡町の三笠公園が生まれ変わろうとしている。横須賀市は同公園の設備の老朽化に伴い、リニューアルする計画を固めている。今後の活用に向けた新たな可能性を探っており、市は同公園を「チャレンジの場」と位置づけ、公園の活用のアイデアなどを広く公募していた。そこで選出された民間の事業者や団体によるイベントを今回『パークチャレンジミカサ』と銘打ち開催している。期間は11月19日（日）までの土日で13日間。その前段として９月17日に行われた｢レゲエバッシュ｣は主催者の発表によると約１万５千人の動員を記録し、盛況を収めた。
「横須賀アーバンカルチャーの創造・発信拠点」をテーマに掲げた同イベント。様々なイベントが期間中催される。その中で目玉となるのはパルクール。日本一を決定する大会「パルクールトップオブツアーヨコスカ２０２３」を10月28日（土）に同公園内中央広場で開催することを市が９月20日に発表した。横須賀市でのパルクールの大会はこれが初となる。主催は東京都体操協会。
フランスの軍事訓練に起源を持ち、身体能力だけで障害物や壁をアクロバティックな技とともに駆け回るスポーツ。２０２８年のロサンゼルス五輪で正式種目入りが有力視されており、ＳＮＳなどを通じて主に若い世代に人気を博している。
午前に予選、決勝は午後に行われる。大会の様子は『スポーツナビ』でライブ配信され、会場に足を運ばなくても競技を見ることが出来る。特設会場は設置した障害物を残し、子ども達へ向けた体験イベントとして翌日まで開放する予定。
「パルクールはワクワクする街としては欠かせない」と上地市長。加えて「今後は常設の練習場の設置も検討したい」と話し、『アーバンスポーツのまち横須賀』を体現していく意向を示した。
文化の融合拠点へ
他にも「海に面した都市公園でととのう三笠公園アーバンサウナ」と題したサウナイベントや夜空に放つ「ランタンナイト」(両イベントとも９月29日（日）)、ジャズロックフェスティバル(11月４日（土）〜５日（日）)など期間中バラエティー豊かなエンターテインメントを提供する。
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