神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀・三浦版 公開:2023年11月3日 エリアトップへ

満昌寺副住職で、和尚さんバンド「forblue」でドラムを担当する 永井 宗徳さん 大矢部在住 33歳

公開:2023年11月3日

  • X
  • LINE
  • hatena
永井 宗徳さん

バンドで奏する心の癒し

 ○…1194年、三浦大介義明を開基として源頼朝が建立した大矢部の名刹・満昌寺。その第31世住職である父を師僧に、副住職を務める多忙な法務をこなす傍らで趣味の音楽にも親しむ。鍵盤、ギター、ドラムに加え、音源の収録や編集、動画制作など多芸多才。好きなロックや音楽観を語る表情は朗らかだ。

 ○…寺の長男として生まれ、後継者の自覚が明確に芽生えたのは、仏門に入るための得度式(とくどしき)で坊主頭にした小3の時だ。「見聞を広め、喪失体験による心の傷をケアできる人になりたい」と、県立横須賀高校から早稲田大学人間科学部に進学。禅と同じ仏教がルーツの心を整える手法「マインドフルネス」と出会い、臨床心理学を学んだことで僧侶になる決意を固めた。その後、同大学院文学研究科修士課程を修了、2年前には公認心理師資格も取得した。

 ○…友人に勧められたパンクロックバンド「グリーン・デイ」に影響を受け、中3でギターを始めた。初舞台は有志バンドで出た高3の文化祭。大学時代も下北沢などのライブハウスに月1〜2回出演して青春を謳歌した。5年の修行から戻った21年末に、同じ臨済宗建長寺派の僧侶3人でバンド「forblue」を結成。寺社を舞台に袈裟姿で癒しの音を奏でる表現は「奇をてらうわけでなく、僧侶も音楽好きも、どちらも偽りない私達のありのままの姿」

 ○…満昌寺でのバンドライブは今日、文化の日恒例の「文化財特別公開」が初めて。音楽は「いろいろな人と話せる、人をつなぐコミュニケーションツール」というのが持論で、時には年の離れた檀家らと「1人の音楽好き」としてセッションを楽しむことも。自分らしく地域と絆を結びながら副住職としての経験に還元していく。

横須賀・三浦版の人物風土記最新6

大竹 稽(けい)さん

発達障害児を育てる保護者らを対象にした学びの場「こども禅大学」を主宰する

大竹 稽(けい)さん

三浦市南下浦町金田在住 54歳

11月15日

asamicro(アサミクロ)さん(本名:前谷麻実)

夜の猿島を舞台にした芸術祭でダンスパフォーマンスを披露する

asamicro(アサミクロ)さん(本名:前谷麻実)

西浦賀出身 38歳

11月8日

青柳 裕一さん

横須賀市内でピンクシャツデーの啓発活動に取り組む

青柳 裕一さん

横須賀市吉井在住 46歳

11月1日

中村 健人さん

10月26日に三笠公園で開かれる「PARKOUR TOP OF JAPAN YOKOSUKA 2024」に出場する

中村 健人さん

横須賀市三春町在住 23歳

10月25日

大竹 尚登さん

10月1日付けで東京科学大学の理事長に就任した

大竹 尚登さん

横須賀市根岸町出身 60歳

10月18日

池田 陽子さん

ヤギを学校へレンタルする事業をスタートする「みちくさラボ」代表の

池田 陽子さん

横須賀市池田町在住 50歳

10月11日

あっとほーむデスク

  • 11月15日0:00更新

  • 11月8日0:00更新

  • 11月1日0:00更新

横須賀・三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第24回 江戸編【2】文・写真 藤野浩章

    11月15日

  • わたしのまちでいきる

    わたしのまちでいきる

    【32】目標クリアで「認定証」「一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛」

    11月15日

  • OGURIをあるく

    OGURIをあるく

    〜小栗上野介をめぐる旅〜第23回 江戸編【1】文・写真 藤野浩章

    11月8日

横須賀・三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook