県立横須賀工業高校では、3年生を対象とした「課題研究」という科目で同校のジオラマ模型(200分の1サイズ)を作る学習が行なわれている。今年度の取り組みでは通常の教室が入る棟の約半分までが完成し、生徒は来年度以降の後輩に製作を託す。
同校の「課題研究」では、普段カリキュラムが分かれている各科からテーマごとにメンバーが集まり、共同で一つの取り組みを行う。校舎模型の製作においては、電気科がLEDを用いた電飾の整備、化学科が校舎各部の塗装、機械科が校舎内部の備品を3Dプリンターを用いて作成した。来年度は2022年度に新設された建設科も学習に加わる。
機械科の生徒ら=写真=は「机や椅子など1センチにも満たない立体を正確に成形するのに苦労した」と振り返る。全体の完成には今後数年かかかる見通しだが、「全て完成したら是非見に来たい」と作品への想いを語った。
同グループを担当した中澤清和教諭は「他の科と共に学ぶことで、自分たちの専攻について全体の中でどのような役割を果たすのか客観的に見る機会になる」と学習の意図を話した。
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