終戦から数年後の横須賀を舞台にしたミュージカル『EMクラブ』が3月23日(土)と24日(日)の両日、ヨコスカ・ベイサイド・ポケットで行われる。横須賀シニア劇団「よっしゃ‼」の主催。
米進駐軍の一大娯楽施設となり、ジャズやダンスホールなど華やかな世界が広がっていた「EMクラブ」。その壁一枚隔てた先にはいまだ戦禍が残り苦悩を抱える横須賀市民の姿があった。今回の公演では、そんな「光と闇」の中で強くたくましく生きた当時の人々を歌ありダンスありのミュージカルで描く。
劇中では娼婦や靴磨き、サックス奏者などが登場。アメリカ文化と融合していく中で、葛藤しながらも反発する者や迎合する者、時代の過渡期に翻弄され、一緒くたに出来ない国民感情を表現している。
「戦中、戦後を知る世代は少なくなっている。生まれた時代によって戦争に対する考え方は変わり、あの年代を生きた私にしか感じられないものがある。それを伝えられたら。ぜひ若い人たちにも見てもらいたい」と同劇団を率いる横田和弘さんは話す。
チケットは前売り2000円(2500円)、高校生以下は1000円(1500円)。カッコ内は当日券。開演は両日午後1時30分から。予約は同劇場チケットセンターか電話予約センター【電話】046・823・9999
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