中学生がICTやDXなどこれからの成長分野の仕事に触れる体験イベントが6月23日、NTTグループが開設するICT教育施設「スカピア」(若松町3の1の6)で開かれた。同グループの女性役員有志が技術系領域を志す女子学生を増やす目的で企画。NTT東日本で執行役員を務める相原朋子さんが、「ICTの仕事と理系の進路選択」をテーマに講演を行い、参加した16人の生徒が熱心に耳を傾けた。
「技術・研究・開発の仕事は日常とかけ離れた遠い世界のような印象を持たれがちだが、近年はデジタルツールで農業の課題を解決する取り組みもある」と相原さん。テクノロジーは身近なところにあり、理系に進んだことで広い視野を得ることができ、幅広いキャリアの実現に繋がっていることなどを伝えた。
生徒らは同グループが開発している先端技術も体験。表面筋のわずかな動きでゲームを操作する通信技術で身体にハンデを抱える人と健常者が一緒に対戦できることや、脳波を解析することで言語に頼らなくても嗜好性の把握が可能になるなど近未来の日常に触れた。
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