OGURIをあるく 〜小栗上野介をめぐる旅〜第6回 駿河台編【4】文・写真 藤野浩章
「意に沿わぬことがあると上司にであれ遠慮なく自分の意見を主張し、容れられないと未練気もなく辞職したり免職になったりすることをくり返してきた」(第二章)
◇
青年期になり、旗本の子息として幕府に出仕するようになった小栗忠順(ただまさ)
だが、幼少期から培ってきた性格は一貫していた。「又も小栗の一刻者(いっこくもの)よ」と陰口を叩かれ、それが「又一(・・)」に別の意味を与えることになってしまう。
![]() |
|
<PR>
|
|
|
|
|
|